タピオカはグルテンフリーの食材
タピオカの主原料はでん粉です。でん粉と言っても何のでん粉かによって大きく違います。有名なものは、馬鈴薯のでん粉やトウモロコシのでん粉です。そう言われてもピンと来ない方も別名ならご存じのはずです。馬鈴薯のでん粉は「片栗粉」トウモロコシのでん粉は「コーンスターチ」です。片栗粉は厳密にはカタクリという植物の球根から作られていましたが、現在市場に流通している片栗粉はほとんど馬鈴薯のでん粉です。ちなみに小麦粉は、でん粉ではありません。小麦を砕いたものが小麦粉で、小麦粉から混練機等でグルテンを取り除くと小麦でん粉が出来上がります。
みなさんも良く耳にするグルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質のことで、グリアジンとグルテニンという成分が水と合わさりグルテンに変化します。グルテンは水を加えると弾力性と粘着性を発揮し、パスタやうどんのもちっとした食感や、パンのふわふわとした食感は、すべてグルテンがあるおかげなんです。反面、体質によっては体の中で消化不良や便秘、下痢、アレルギー反応を引き起こす可能性があると言われており、アスリートを中心にグルテンを摂取しないグルテンフリーという食事法も増えてきました。
そのことから、同じく弾力性のあるタピオカもグルテンを含んでいるんじゃないかと誤解されがちですが、タピオカ粉はキャッサバという芋の一種の根茎から取ったでん粉です。ですから、タピオカは、グルテンフリーの食材です。
タピオカ粉の原料 キャッサバ
タピオカの原料であるキャッサバとは、世界中の熱帯に栽培されている、トウダイグサ科の常緑低木です。日本ではあまり馴染みはありませんが、実は全世界における生産量は、ジャガイモに次ぎ2位です。3位のサツマイモの3倍程度生産されているので、実は世界ではメジャーな食物です。日本で馴染みが無い理由は、国内であまり生産されていない点と生食用で輸入出来ないため、でん粉に加工されてから輸入されるためです。ちなみに、もちもち食感で有名な某ドーナツ店のポン・デ・〇〇〇の原材料もキャッサバでん粉つまりタピオカ粉です。
より自然な原料で 美味しく高品質なタピオカを
輸入された天然のタピオカ粉は、そのままでは扱いにくいので、日本国内で様々な加工が加えられます。扱いづらいというのは、加熱後に冷えるとでん粉の老化現象が起こるからです。老化とは、保水性を失い、粘度がなくなり団子のように硬くなってしまうことです。みなさんの身近なことでいうと、タピオカ粉ではありませんが水溶き片栗粉を想像してください。料理に入れて加熱すると粘度が増し、料理が冷めると粘度が無くなると思います。この老化現象を防ぐために、様々な加工が加えられるという訳です。ただし、加工を加えることで、天然のタピオカ粉が本来持っているしっかりとした弾力と武骨な芋っぽさが無くなってしまいます。みなさんそれぞれ食感の好みに違いはあると思いますが、TeaWayでは、より自然な原料であること、タピオカ本来のしっかりとした弾力と武骨な芋っぽさを大切にしたかったので、産地や製造工程にこだわった高品質の天然のタピオカ粉を主原料に使用しています。
TeaWayの店舗にお越しいただける機会がございましたら、他ではなかなか味わうことが出来ないタピオカ本来の食感を意識して楽しんでみてください。
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