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JFS-B規格の定期監査を受けました

JFS-B規格の定期監査を受けました

先日、当社のタピオカ工場で取得しているHACCPの取り組みを含む認証食品安全マネジメント認証「JFS-B規格」の定期監査が行なわれました。
JFS-B規格は、取得したら終わりという訳ではなく、年に1回の定期監査が義務付けられています。
定期監査について、JFS-Bのプログラム文書では「適合組織が継続して JFS 規格の要求事項に適合し、維持されているかを検証する。」と書かれており、安全な食品を提供する仕組みを正しく運用し続けているかどうかを大切にしています。

JFS-B規格とは??

朝9:00、監査員が来られました。
いよいよ定期監査のスタートです。工場内に緊張が走ります。
まずは、身だしなみのチェックから。
食品を扱うのに相応しい服装をしているかチェックされます。
大丈夫だと分かっていてもドキドキします。法定速度を守っているのに自然とパトカーを追い越してしまうような心境です。

次は、製造現場チェックです。
まず、いつも通りにタピオカを製造する様子をチェックされるのですが、一挙手一投足をじー-っと見られます。食事中に目の前で見つめられているような感じでどこか落ち着かないです。
でも、タピオカを作るときは、いつもゾーンに入るような感覚でとても集中力が上がるので、次第に見られていることが気にならなくなり、気が付けばいつも通りのタピオカが完成していました。
衛生的な観点からも完璧!異物混入やアレルゲン(食物アレルギーの原因になる物質)混入のリスクは非常に低い。との褒めていただき、嬉しかったです。

タピオカ製造が終わると、原材料や設備などをひと通りチェックされるのですが、併せて原材料の入荷管理、故障の履歴やメンテナンスの頻度が適正かなどを残している記録をもとに、少しでも違和感があるところは口頭で深堀して確認が入ります。
日ごろからコツコツと積み重ねてきたことが評価される場面です。
いつ質問されるかと思い、待ち構えていたのですが、最後まで困るような質問を受けることなく終わりました。少し物足りないような気持ちもありますが、日ごろから行っていたことが間違っていなかったんだと喜んでおこうと思います。

最後に、本社経営陣を交えてのヒアリングです。工場を安全で衛生的に継続して運営し続けるには、会社全体での高い衛生意識と経営陣の理解と協力が必要になります。その観点から、ケーススタディのような感じで、将来的に起こる可能性があるリスクについて話し合います。予測することで、事前に問題を防ぐことが出来ます。備えあれば患いなしです。

今回、改善箇所が1か所見つかりました。早速改善したいと思います。
衛生管理で大切なのは「継続的な改善」だと言われています。
今の方法で安全な製品が作られている場合でも、もっと安全性を高める方法はないのか?より良い製品に改良できることはないのか?ということを考え、どんどん仕組みを良くすることです。
今回、監査員と1日話しをする中で、「なるほど」と思うことが、少なからずありました。
いつもそこにいる自分たちでは見えていなかった部分、気づいていなかった部分は、どんなに意識をしていてもどうしても出てきてしまいます。
いつも一緒にいると背が伸びても気づきにくいのと同じような感覚です。
そういった点を外部から監査に来ていただき、違う目線で見ることで指摘いただけるので、より安全でより衛生的な工場の運営につながり、とてもありがたいです。それが、経験豊富な衛生管理のプロであるJFS-Bの監査員ならなおさらです。

まだまだ出来ることある。まだまだレベルアップできる。
より安全でより衛生的なタピオカ作りに励もうと思えた1日でした。

 

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