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TeaWayオリジナルタピオカ開発物語 vol.2

TeaWayオリジナルタピオカ開発物語 vol.2

難航を極めたタピオカ作り

タピオカ作りは難航を極めました。そもそもタピオカを作る機械はどのようなものなのか分からない。どのような機械を使い、どのような工程を経てタピオカが出来上がるのか。また材料もどのキャッサバ粉を使っていいのか、それすら分からない。機械を探し、材料を探すところからの始まりでした。
実際に台湾まで足を運び、縁を頼りに色々な方に話しを伺い、ひとまず、機械と一般的な材料を揃えることはできました。
意気揚々とタピオカ作りを開始したものの、一向に粒になりません。1日中粒にならないキャッサバ粉を眺める日々が続きました。その間、文献を読み漁り、でん粉の専門家の方のアドバイスも伺いましたが、そもそも日本で流通しているタピオカの多くは台湾からの輸入品で、国内ではタピオカ作りの実績も極めて少ないので、なかなか解決策の糸口をみつけることは、できませんでした。
季節は真冬でしたが、粉の乾燥を防ぐため暖房を使わずに作業していたため、キンキンに冷えた水で手は真っ赤になっていました。
同じことの繰り返しだった日々に突然光明が差しました。なぜか粒ができたんです。
後々わかったことですが、たまたま粉の投入量、投入のタイミング、加水の量とタイミング、製造する機械の調整、湿度、室温のすべてが見事に合致した結果でした。
その奇跡をヒントに実験を繰り返し、ようやく自分たちが考えている大きさのタピオカが作れるようになりました。
その後は、日本で流通している多種多様な粉を取り寄せ、日々、実験研究を積み重ね、勉強をし、失敗を繰り返し、理想の食感を探しました。
こうして、TeaWayオリジナルタピオカが完成しました。
タピオカ粉についてはこちら→

ONLY ONEのオリジナルタピオカ

タピオカ工場では2人の職人が、粉の配合から造粒まで専用の機械を使い手作りしています。そのため、1日で製造できる数量には限りがあります。タピオカ作りには、室温や湿度、その日納品された粉の状態により、調整を行う職人の経験と技が必要です。効率を考えて機械化を進めたり、作り方を誰でも作れるように簡素にして人員を増やすことは簡単ですが、TeaWayクオリティを維持するため、現在の生産体制を選びました。そのため、自店舗で使用する分のみを製造し、他社への卸販売は一切行っておりません。
TeaWayのタピオカは、添加物を極力抑え、素材本来がもつ良さを引き出しているため、そのもっちもちを長時間持続させることは難しく、店頭では、出来上がりから最長で6時間以内のものだけをご提供しています。また、じっくりと1時間以上をかけて調理する必要があるため、タピオカが出来上がるまで少々お待ちいただくことがあるかもしれません。
防腐剤や保存料などをいれてないために温度変化を受けやすく、冷たいものや熱いものにいれると食感が変わってくるので、出来立てをすぐお召し上がりいただくことを推奨しています。また、女性にも優しいコラーゲンを配合しているのもこだわりの一つです。



私たちは、これで最終完成形だと思っていません。
今も定期的にマイナーチェンジを繰り返し、より良いものを提供したいと考え、研究を続けています。
オリジナルタピオカの製造を開始してから今年でちょうど10年になりますが、もっとみなさんに喜んでもらえるタピオカを製造できると信じています。
これからもタピオカに真摯に向き合い、日々改良を続け、理想のタピオカを追い求めて行きたいと思います。
一粒一粒に心を込めてお作りします。


〇TeaWay
https://teaway.jp/

〇TeaWayオンラインショップ
https://teaway.jp/collections/online